離断性骨軟骨炎
わたしたちの肘や膝の関節は軟骨があることでスムーズな動きが可能になっています。しかし、関節の同じところに繰り返し負荷がかかることで軟骨部分が壊死してしまい、それが関節内ではがれ落ちてしまうことがあります。これを離断性骨軟骨炎といいます。
離断性骨軟骨炎は初期発見と治療がとても重要になります。接骨院・整骨院では関節に負担をかけている筋肉にアプローチするとともに、超音波療法、鍼灸療法などを用いて早期回復を目指します。また、自宅でできるストレッチの指導や治癒後のリハビリトレーニングなども行っていますので、離断性骨軟骨炎かも?と思った方は、早めにご相談に来られることをお勧めします。
自覚症状が出た時にはすでに進行している!
離断性骨軟骨炎は特に野球、バスケットボールなどのスポーツをしている少年に多くみられることからスポーツ障害の1つとしても位置付けられています。最も多く発症する関節は膝関節です。その次に多いのが肘関節で、その他にも股関節、足関節に発生することも稀ながらあります。肘関節に発症する離断性骨軟骨炎として代表的なのが野球肘です。接骨院・整骨院でも成長期の10~13歳の野球をしている男子を多く治療しています。
離断性骨軟骨炎は初期段階ならほとんどの場合保存治療で自然に完治します。しかし、初期段階では特に症状というものがなく、関節の軽い痛みや不快感があるというように自覚症状が出た時点で症状はもう進行しています。さらに進行していくと、痛みが増し、ロッキング現象という膝が曲がったまま動かなくなってしまう症状に至ることもあります。
離断性骨軟骨炎は病期が早い段階なら修復しやすいのですが、遅ければスポーツの継続が難しくなったり手術が必要になることもありますので、早めの発見と治療が必要です。離断性骨軟骨炎はレントゲン写真や超音波エコーなど画像検査をすることによって自覚症状がない段階での早期発見が可能です。すでに自覚症状がある場合には、違和感がある時点ですぐにポジションを変更する、または一時的に運動を禁止する必要があります。
関節の違和感、痛みがある時はすぐに接骨院・整骨院へ!
接骨院・整骨院では早期回復のため鍼灸治療や超音波療法を用い、関節に繰り返し負担がかかってしまう筋肉の緊張などを和らげることができます。また酸素カプセルを併用して用いる院もあります。スポーツを長く続けるためにストレッチはとても重要ですので、自宅でできるストレッチや治癒後のリハビリトレーニングも指導しています。
離断性骨軟骨炎は進行度やスポーツの種目、また日常生活の動作レベルなどを踏まえてどのような治療が必要かを的確に判断する必要があります。自己判断で治療をせずに放置し、運動を続けていると日常生活にも支障が出てしまう段階にまでなってしまうだけでなく、手術が必要になったり今後の選手生命にかかわってしまうこともあります。もし離断性骨軟骨炎の疑いがある場合には自己判断に頼らず、まずは一度ご相談ください。