タナ障害
膝に何か引っかかるような感覚がある、立ち上がるときや歩いているときにパキッと音がする、膝の内側に痛みがある、指で押してみると痛い。これらはタナ障害の特徴です。タナ障害は野球、バスケットボール、バレーボールや陸上競技など、膝の屈伸や打撲が多いスポーツをしている方に多くみられます。
接骨院・整骨院では炎症を抑えることに加え、全身の歪みを改善することで自然治癒力を高めながら再発防止を目指します。また、膝サポーターを使った治療に取り組んでいる院もあり、症状やライフスタイルに合わせながらタナ障害を治していきます。
”タナ”って何?
タナとは、大腿骨と膝蓋骨の間の滑膜ヒダのことです。滑膜ヒダは胎児期にはだれにでも存在していますが、成長期になくなります。しかし日本人の場合50%もの確率で残存しているともいわれています。骨膜ヒダが残っているからといってだれもがタナ障害を発症するわけではありませんが、膝の曲げ伸ばしや、打撲などの外部刺激によって滑膜ヒダに炎症が起こるとタナ障害になります。
タナ障害の特徴とは?
タナ障害の方は、歩いているとき、ランニング中、自転車をこいでいる時など膝を使った運動をしているときに膝に何かがひっかかる感覚があります。また膝の皿の内側に痛みにがあり、立ち上がるときや屈伸をするとパキパキあるいはコキッコキッといった音があります。また指で押すと痛みがあります。まれなこととはいえ、中には膝の曲げ伸ばしが難しくなったり、膝の腫れも見られることがあります。症状が悪化した場合、急激な痛みにより膝がガクッと崩れてしまうこともあります。
接骨院・整骨院で手術なしでも治せるって本当?
接骨院・整骨院に「タナ障害で悩んでいるが手術はしたくない。どうにかなりませんか?」と相談に来られる方がいます。まれに手術が必要になる方もいるのは確かですが、多くの場合保存的療法で改善することができます!
接骨院・整骨院ではアイシング、超音波療法、マッサージ、ストレッチ、鍼灸治療によって炎症を抑え、筋肉の緊張を和らげていきます。太ももの筋肉が緊張して固くなっていることにより炎症が繰り返されているケースも少なくありませんので、大腿部のストレッチや筋肉強化は大切です。それによって膝への負担が減り症状が改善された方も少なくありません。
また、身体の歪みを直すことによって、人間の持つ自然治癒力を高めていきます。そうすることで、自然な仕方でタナ障害が改善されるとともに、痛みの再発を防ぐことが期待できます。膝サポーターを使った治療も効果的です。一人一人のライフスタイルにあったサポーターの使い方を指導いたします。