筋肉痛
久々にスポーツをしたり、いつもとは違った筋肉を使った後に強い痛みを感じることを筋肉痛と言います。筋肉痛と言われる多くの症状は、運動後にすぐに症状が出るわけではなく数時間後または数日経ってから痛みが出ます。これを「遅発性筋肉痛」といいます。一方で、運動中または直後に筋肉が痛む場合は「急性筋肉痛」といいます。
通常は一週間程度、時間が経つにつれて良くなるので、そのまま放っておかれる方が多いでしょう。しかし、痛みが長引いて辛い、日常生活にも支障が出ているという場合には、接骨院・整骨院でマッサージを受けると痛みが和らぎ、血行も良くなるので早い回復を期待することができます。
筋肉痛になる原因
だれでもなり得る筋肉痛ですが、じつはどのようなメカニズムによって起こるのかまだはっきり解明されていない分野です。とはいえ、考えられる原因としてこのようなものがあります。
1.筋肉に負荷のかかる激しい運動をした時に、筋肉内に乳酸や水素イオンなどが溜まってしまい、血流不足が起こっている。(激しいスポーツをしている時に起きる急性筋肉痛の原因として考えられています。)
2.いつもとは違った運動をしたり、自分の筋力に見合わない運動をしたことで、筋肉が過度に収縮を繰り返しダメージを受け、筋肉または周辺の結合組織に炎症が起きている。(運動後数時間または数日後に見られる筋肉痛は、これが原因ではないかと考えられています。)
筋肉痛の痛みは通常は1週間くらいで治りますが、なかなか治らずに痛くて辛い、歩くのも辛いというときには、専門家にマッサージなどをしてもらうと、血流がよくなり痛みが緩和したり、早く治すことができます。
痛みが辛いときは接骨院・整骨院へ!
接骨院・整骨院では主にマッサージによって患部の血流を良くし、痛みを和らげていきます。マッサージによって運動後の凝り固まってしまった筋肉をほぐし、緊張を和らげると血流が良くなります。そうすると筋肉の修復に必要な栄養素がスムーズに運ばれることになりますので、早い回復を期待することができるのです。
ただし、痛みが一週間以上つづいたり患部が腫れている熱を持っているという場合、肉離れやその他の怪我の可能性も考えられますので、適切な検査を行う必要があることもあります。
自分でできるセルフケアとは?
自分でできるケアとしては、まず安静にすることです。筋肉に痛みがまだあるときにはその部分をあまり使わないようにしましょう。激しい運動は避けつつもストレッチなどゆっくり行い、筋肉を伸ばすのも効果的です。もし、熱を持っているときにはアイシングで冷やすと症状が軽くなります。とはいえ、急性筋肉痛の場合は血行障害によって痛みが出ていることも考えられますので冷やすのは逆効果です。その場合はホットタオルなどで患部を温めましょう。
またダメージを受けた筋肉を修復する効果を発揮してくれる栄養素のビタミン類や良質なタンパク質をしっかりと取り入れることも大切です。それで休息とバランスの取れた食事が回復の近道と言えるでしょう。