側弯症

側弯症とは背骨が左右に湾曲し、脊椎が捻れながらゆがんでいる状態のことをいいます。正式には脊椎側弯症といいます。特に小児期の女子に多くみられます。日本人の場合発症率は全体の1~2%です。接骨院整骨院では、側弯症の程度に合わせて運動療法や手技療法、そして痛みやこりを軽減するため温熱療法や電気療法を行っています。

側弯症ってどんな疾患?

側弯症は生まれつきのもの、思春期までに起こるもの、さらに病気による側弯症がありますが、原因不明の側弯が全体のおよそ60%~70%ほどを占めるといわれています。

側弯症は機能性側弯と構築性側弯の2つに分類することができ、一時的に生じる機能性側弯の場合は姿勢を治したり、骨盤の傾きを改善することにより症状を軽減することができるものが多いです。しかし、全体の約80~90%を占める構築性側弯は、脊椎がねじれ、簡単には戻すことが難しく成長と共に進行してしまいます。

側弯症は治療が難しい疾患の1つといわれています。初期には痛みなどもないので発見が遅くなることもあります。進行すると痛みやこり、さらにしびれといった辛い症状を引き起こします。さらに、見た目が気になるということで接骨院整骨院に相談される方も多くいます。

側弯症は成長期に発症することが多いため、日本では1979年に側弯症学校検診が導入され、2016年からは運動器学校検診が開始されています。早期発見し治療することが大切な疾患です。

接骨院や整骨院での施術内容と効果とは?

側弯症の治療というと、経過観察をしながら必要なら装具を着用し、進行したら手術をするというイメージの方が多いと思います。確かに、進行する場合や悪化が予想されるような先天性のものや症候性の側弯の場合、手術が必要なこともあります。

しかし、特に側弯症のお子さんをお持ちの保護者の方からは、手術をする前にできるだけ症状の進行を抑制し改善してほしいという声が多く聞かれます。接骨院整骨院では、側弯症に有効な運動療法、そして手技療法に取り組んでいます。まだ若い方の場合、骨がやわらかいために運動療法や手技療法によって改善する可能性が高いといえます。

また、温熱療法や電気療法により痛みやこりの改善を図ることができます。インナーマッスルが低下していることや骨盤の歪み、姿勢が悪いといったことで体のバランスが崩れているために側弯の症状が悪化していると考える場合、骨盤矯正や背骨矯正の施術を行い、インナーマッスルのトレーニングを行うこともあります。このように、体幹を強くすることによって症状の改善が期待されます。

もし、側弯症で悩んでいる方であれば、ぜひ一度「接骨ドットコム」で、側弯症の治療に取り組んでいるお近くの接骨院整骨院を探して相談してみてくださいね。